ポップコーーーン

花火を入れていたバケツ

汗で濡れた髪

日焼けした頬

夏を思い出せば沢山出てくるけど

小学生の頃

友達を送りながら一緒に見た

護岸から見る夕日

西海岸に沈みそうな夕日が

真っ赤で

真っ赤で

とっても綺麗で

友達とずっと夕日を真っ直ぐに見た

子供ながらに本当に圧倒されて

ずっと夕日から目をそらせなかった

生まれて初めての感動だった。

夕日が沈むまで

友達と護岸の上に座って

ただただこの夕日を見ていた。

夕日は

その姿を沈めるまで

それはそれは真っ赤な感じの朱色で

優しい光を放ち

この夕日からものすごい力をもらえた。

その鮮やかさは

今も忘れられない。



本当に記憶に残る思い出って
そう大した事ない日常の
ふとした景色なのかもしれない。

あの夕日は

子供達にも見せてあげたい。

もし再びあの夕日が見れたら
泣くだろうな。

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