FAN
かつて私は
貴方が本気で愛し合ったあの人と同じぐらいの気持ちで貴方を愛した
貴方に触れられない分
本気で貴方を調べた
これで貴方を知ってる気になった
貴方を調べる中で
貴方の苦労や苦悩を薄々感じながら
私は貴方に満たされたい一心で時だけが過ぎて
貴方の想い出は心の何処かの箱にしまい…
この度貴方がこんな事になって
私は貴方を愚かだと思いながら箱を開けると
そこには
貴方の声に沢山触れられている
幸せな私がいる。
私が辛い時、会った事もない貴方に
貴方の声に頭を撫でられ、囁かれている私がいる。
貴方がこんな事になって
貴方が辛い時、
貴方が知らない私が
貴方を知っていると残したい。
貴方がどれだけの努力をして
曲を作って来たか
貴方が貴方を超える為に
どれだけの苦悩があったか。
貴方がどれだけ繊細で、心の優しい人か。
貴方がここに気づくかわからない。
でも、
私は貴方の味方だと
ここに残したい。